コンズサイクルのスタッフブログ
2016.07.09
■オリンピックは自転車も面白い! レッスン3
「レッスン3:オリンピック トラック
今回は少し長くなります。
(2020年東京五輪での会場となる伊豆ベロドローム)
歴史は古く、近代オリンピック第1回大会(1,896年)から行われています。
ただ実施種目の変更が多くあったりで、難しいです。
ここでは、リオで実施される競技を超簡単に説明したいと思います。
その前に、トラック種目はベロドローム(仏語)と呼ばれる
自転車専用競技場で行われます。競技場の1周は、250mが一般的です。
競技種目は5つあります。
「スプリント」
「チームスプリント」
「ケイリン」
「チームパシュート」
「オムニアム」
この中で、団体競技が2つ。
「チームスプリント」と「チームパシュート」
団体種目はチームメイトと力を合わせてタイムを競います。
「チームスプリント」は男子3周(3人)・女子2周(2人)で、
2チームがトラックの反対の位置から同時にスタートして、
1周ごとに先頭の選手が退いていきます。
短距離の団体戦ってとこです。
Men’s Team Sprint Final - 2014 Track World Championships, Cali, Colombia
「チームパシュート」は男子4,000m(4人)・女子3,000m(3人)で、
同じように2チームがトラックの反対の位置から同時にスタートします。
先頭交代しながら走り、先頭から3番目の選手のタイムを競います。
順番に空気抵抗になりながら走るので、
先頭交代する人数が多い方が良いのですが、
それぞれの選手同士の距離が離れすぎると上手く風よけにならないので、
チームワークが大切です。
長距離の団体戦です。
★最後の最後に勝負が決まります!
UCI World Track Cycling Championships 2016: Men’s Team Pursuit Final - GB vs AUS
次に、「スプリント」と「ケイリン」は個人競技で、
対戦相手との着順を競います。
違いですが、「スプリント」はトラック3周を1対1の勝ち抜き、
おなじみの「ケイリン」は2,000mを複数名で着順争いします。
それぞれ敗者復活もあり、
時速70km近いスピードでの駆け引きが見どころです。
Men’s Sprint Finals - 2015 UCI Track Cycling World Championships | St Quentin-en-Yvelines, France
Mens Keirin Final - 2015 UCI Track Cycling World Championships | St Quentin-en-Yvelines, France
最後に「オムニアム」も個人競技なのですが、
2日間で6種類のトラック競技を行う複合種目で、
それぞれの順位を点数にして、合計の少なさを競います。
6種類の競技に関しては、長くなるのでここではスルーします。
気になった方は調べてみて下さいね。
Men’s Omnium - Points Race - 2015 UCI Track Cycling World Championships
最後までありがとうございました。