コンズサイクルのスタッフブログ
2016.11.10
グラベルレポ-激寒編-
休業日明けの定番みたいになっている山科店のライドレポート。
昨日は貴船方面へと足を運びました。
…そうです。昨日は午後まで冷たい雨が降り続きました。
午前9時、丸太町の鴨川に集合した我々。
パン組と会いました。(僕は見てませんが)
小雨の降る中、『今日は天気予報晴れやからいけるやろ』と
鴨川を北上し、静市のローソンで少し休憩。
暖かいコーヒーを飲みながら、雨止まんなーと言いつつも
ここまで来たのだからと奮起して出発。
これがすべての元凶の始まり。
貴船の川床を眺めつつ、芹生峠をヒルクライムしていきます。
芹生峠は京都市右京区と左京区を跨ぐ峠で
標高は680m、高低差は約350m、全長は3.2kmほどになります。
が!!ガンガンの堆積物と平均斜度約11%、最高斜度20%強の
ゴリゴリハードな峠なのです。
そんな心が折れる音が聞こえてきそうな峠を、冷たい雨の中
えっちらおっちらと登るわけです。
おかしい。絶対におかしい。
雨じゃなくてもただでさえ避けて通りたい峠なのに、おかしい。
でもクライムしてるとやっぱりカラダも暖まるしなんとか頂上へ辿り着いたわけですが…
寒い!!
めちゃくちゃ寒い!!
せっかく峠の頂上へ来たわけですからやはり記念になにか写真に収めたい。
あたりを見回します。
お、おう。
これしかない。
このまま吹きさらしみたいな場所にいてもカラダが冷えるだけなので
峠を下ります。下りは短い。
ここから旧花背峠を目指していくんですが、止まない雨に冷えたグローブやつま先、悪い視界が我々の行く手を阻み体力だけをいたずらに奪っていきます。
ちょっとヤバそうでしょ?
ヤバいんです。
雨宿りしながら少し考える。
①京北から162号線に合流して帰還→遠い。(4~50kmくらい?)却下。
②来た道を戻る→堆積物だらけの急斜面を雨天の中下るのは危険。却下。
③旧花背峠に行き最短ルートで現花背峠を下る。→これやな。
と③を選択したのですが、もうまともな思考回路は働いていません。
とりあえずグラベルには入りましたが少し押すことに。
でもやっぱりちょっと乗りたくなるもので、かじかむ手でハンドル握りしめてグラベルを走りました。
途中で立ちゴケしました。
そんなこんなで旧花背峠へ到着。
途中晴れ間も少し見え隠れしたのですが、結局雨は止まず…
短パン…。そら寒いわ。(僕も短パンでした)
ここから鞍馬方面へ最短ルートを探して下りるんですが、またもや選択ミス。
鞍馬山へ進むと下山が困難になると思い、最初の分岐で下山方面を選択したのですが…
んー、ここはどこなんだ。
しまいにはアラレまで降ってくる始末。
ぬかるみ・倒木などでMTBでも走れない道を押して担いで下ります。
もはやちょっとキツめのハイキングコース。
この斜度は写真では伝わりません。
ロープをつたい、片手には自転車。何やってんでしょ。
こんな荒れた道を1時間弱下るとようやく舗装路が見えました。
なんとか花背峠に合流できたみたいです。
ただただ無言で花背峠を下り、鞍馬温泉を横目に静市へ帰ってきました。
もうブレーキなんて握ってるのか握ってないのか分からないくらい無感覚。
カラダもちょっと硬直に近いくらい固まってました。
帰って暖かいお風呂に浸かり、無事に帰還できた喜びをかみしめました。
これからの季節、とくに雨天時などの山はとても危険です。
くれぐれもご注意を。